心を強くするヒント…感情のメカニズム「ABC理論」

感情をコントロールすることを難しいと感じたことはありませんか?
特にネガティブな感情には手を焼きますよね⁉️
もし、自分の心が弱く自分に自信が持てないとか、強い心が欲しいと思っているなら、感情のメカニズムを理解して強い心を作ってみませんか?


あなたは、
怒ろうと思って怒りますか?
悲しもうと思って悲しみますか?
不安になろうと思って不安になりますか?

こう言った感情は自分が意識して作り出したりはしませんよね⁉️
心理学にはこう言った感情の成り立ちを説明する「ABC理論」(By 心理学者Ellis.A)という理論があります。

目次

「ABC理論」と「潜在意識」

心は「顕在意識」と「潜在意識」の二重構造になっているというのはよく知られているところですが、この「潜在意識」は「顕在意識」が認識した情報の倉庫と考えると解りやすいかもしれませんね。
感情はこの潜在意識に深く関わっているんです。

まずはABC理論におけるA・B・Cそれぞれの意味するところは以下の通りです。
A:Active event=出来事(悩みの元となる出来事)
B:Belief=信念(出来事の捉え方や考え方)
C:Consequence=結果(ネガティブな感情や悩み)

これを踏まえてABC理論の言わんとすることころは、『出来事が感情を作り出すのではなく、出来事の捉え方や信念が感情を作り出している』ということになるんです。

美味しそう!🤤

例えば・・・
日本そばを食べる時、音を立ててそばを啜りますよね!
日本人なら「美味しそう!」と思いますが、多くの西洋人はどうかというと「なんて下品な食べ方をするの?」と感じます。
多くの西洋人は音を立てて食べることを下品として躾けられるているから、つまり潜在意識にそう躾けられた経験が情報として蓄えられているから、そばを音を立てて啜ること(A:出来事)を潜在意識に蓄えられた情報(B:捉え方)に照らして下品に感じる(C:反応)というわけなんです。

同じ出来事でも感じ方が人それぞれに違うのはこういうことなんです。

躾けられた時のことを思い出してみてください。
多くの方々が、親御さんや学校の先生からから同じことを何度も繰り返し言われた記憶があると思います。
そういった経験が信念やものごとの捉え方に繋がってるな〜、なんて思いませんか?

であれば、

  1. ポジティブワード(前向き、積極的、明るいこと、楽しくなることなど)を繰り返し言う、聞く、意識する。
  2. そして、ネガティブワード(後ろ向き、消極的、暗い、つまらない、悲しいなど)を言わない、聞かない、意識しない。

ということを年がら年中繰り返せば、心が前向きになるんじゃないかと思えるようになりませんか?

心理学者アーロン・T・ベックさんは性格改善や悩みを解消するためには、この『B=信念』を変えれば、つまり潜在意識の情報を書き換えればいいじゃないか!と考え、有名な『認知行動療法』編み出したわけです。

「潜在意識」の中にポジティブ情報をインプットする効果的な方法

心理学では、『特別無条件同化暗示感受習性』なんて言葉があります。
この言葉が意味することは、「ぼーっとしているときにインプットされた情報は、潜在意識に定着し、その人間の人となりを作りやすい」と言うことです。

なので、おすすめなのは、眠りにつく直前や寝しなに今日良かったこと、嬉しかった出来事を考えることを習慣にすることです。

私は、スマホのアプリ『Happy Note』を使って、ベッドに入ってから良いことを考えることを習慣化することができました。

ここ4ヶ月ほど続けていますが、毎日良いことばかりあるわけではないので、ネガティブな発想をポジティブに変える癖がついたように思います。
少なくとも、ネガティブに考える時間をポジティブに考える時間に置き換えるだけでも、不快に感じる時間は確実に減らすことはできました。
前向きな性格改善に役立つと思います!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし、不安や心配事そしてストレスなどでお悩みであれば、お気軽にお話ししてください。丁寧にお聴き致します。

苦しい気持ちをありのまま受け止め、あなたの味方となり一緒に考えます。
お気軽にご相談ください。

よかったらシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

職場や生活で強い不安やストレスを抱えてお悩みのあなたを、企業経験30年(人事労務を担当した15年ではメンタル不調者への産業医と連携した対応経験が豊富)、メンタルクリニックでの患者さんへのカウンセリングによる支援、社外メンターとしての成長支援、SNS相談員として命と心、LGBTQなどの相談対応などの経験をベースにサポートいたします。

コメント

コメントする

目次