山口幹生– Author –
山口幹生
職場や生活で強い不安やストレスを抱えてお悩みのあなたを、企業経験30年(人事労務を担当した15年ではメンタル不調者への産業医と連携した対応経験が豊富)、メンタルクリニックでの患者さんへのカウンセリングによる支援、社外メンターとしての成長支援、SNS相談員として命と心、LGBTQなどの相談対応などの経験をベースにサポートいたします。
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将来展望
適応機制とは?サラリーマンが職場のストレスを報酬に変える、脳のアップデート術
1. はじめに:なぜ、失敗すると動けなくなるのか? 営業職のAさんは、長年付き合いのあった重要顧客の機嫌を損ね、ついに契約を打ち切られてしまいました。上司からは厳しく叱責され、社内での居場所を失ったように感じています。 それ以来、Aさんは新しい... -
脳とメンタルの仕組み
脳科学で解決!なぜプレゼンで頭が真っ白になるのか?緊張を味方にする生存戦略
はじめに:人前で緊張するのは「脳が正常な証拠」です 大事な会議での発言や、大勢の前でのプレゼン。 心臓の鼓動が耳元まで聞こえ、手に汗をかいて、準備した言葉がうまく出てこない。 そんな経験をして、「自分は本番に弱い」「メンタルが弱すぎる」と落... -
組織力最大化
同調圧力から『協調による共創』へ。進化する社会性を脳科学で活かす組織マネジメント
「会社のためなら自分を捨てろ」 「理不尽に耐えるのが社会人の修行だ」 かつての日本を支えたそんな熱い文化、皆さんはどう感じますか?実は私、新卒の頃にどうしてもその「空気感」に納得がいかず、入社研修を欠席してしまったことがあるんです。 当時は... -
生活リズム
なぜ「夜の残業」より「朝の15分」が合理的か?進化心理学と神経科学で解く「朝型設計」の極意
導入:前回の復習と今回のテーマ 前回の記事『「めんどくさい」は怠けではない──脳科学と進化から読み解く意欲低下の正体』では、「めんどくさい」と感じる感情の正体が、脳のエネルギー消費を抑えるための「省エネ信号」であることをお伝えしました。 脳... -
カウンセリング
「めんどくさい」は怠けではない──脳科学と進化から読み解く意欲低下の正体
午後2時を少し回ったころ。 会議室から戻り、パソコンの前に座る。画面には「役員会資料 修正版」の文字。 締切は今日17時。 やらなければいけない。しかし、どうにも気が乗らない。 「……めんどくさい。」 この感覚は怠慢でしょうか。 いいえ。それは脳の... -
将来展望
想像力はなぜ人を進化させたのか?【後編】― 将来展望を“設計力”に変える脳の使い方 ―
前編では、想像力が「記憶の再構成」であり、未来予測という機能が人類の進化を支えてきたことを見てきました。 未来を想像することは、過去の記憶を組み立て直すこと。この力は、不確実な環境で生き延びるための生存戦略でした。 しかし同時に、想像力は... -
不安のメカニズム
想像力はなぜ人を進化させたのか?【前編】― 記憶の再構成と未来予測の脳科学
1.未来は存在していないのに、なぜこんなにリアルなのか まだ始まっていない会議の場面を思い浮かべる。まだ届いていない上司のメールの内容を予想する。まだ発表されていない人事評価の結果を想像する。 未来は存在していません。 それでも、私たちの心... -
心理的安全性
心理的安全性だけでは、強い組織はつくれない・・・企業価値を高める“安心”と“勇気”の考察
近年、「心理的安全性」という言葉が、企業経営や人事の現場で広く使われるようになりました。ハラスメント対策、メンタルヘルス不調の予防、離職防止・・・その背景にある問題意識は極めて妥当であり、重要なものです。 一方で、現場で管理職や社員と向き... -
メンタルヘルス
社員の「メンタル不調」と向き合う人事のお仕事・・・現場と人事の協力と法律と社内規則
社員のメンタル不調に直面したとき、人事担当者はとても難しい立場に置かれます。本人のつらさを思えば、できる限り守りたい。一方で、現場の負荷、組織の継続性、そして法的な責任も考えなければなりません。 メンタル不調の対応が難しいと感じるのは、決... -
性格傾向
悲観的性格と楽観的性格の脳神経科学と進化論による考察――性格傾向をビジネスの視点で考える
はじめに:人は「前向きになる」ために生きているわけではない 私たちは職場で、「もっと前向きに考えよう」「ネガティブにならないようにしよう」と言われることがあります。 しかし、脳神経科学や進化論の視点から見ると、この前提そのものを一度見直す...