なぜ楽しい夢が少ないの?〜嫌な夢を減らすための、不安と緊張をかかえた心を癒す必要性〜

🌙 「また嫌な夢を見た…」そんな朝をくり返していませんか?

朝目が覚めたとき、胸がざわざわする。
夢の中でも何かに追われたり、怒られたり、落ちたりしていた気がする。

「どうして私は楽しい夢が見られないんだろう?」
「夢の中でも苦しいなんて、私おかしいのかな…」

そんなふうに感じている方へ、今日の記事は書いています。


目次

🧠 なぜ悪夢や不安な夢が多くなるのか?

それには、ちゃんと脳の働き心を守る仕組みが関係しています。
夢は、ただのファンタジーではありません。
実は、「今のあなたの心の状態」が、映し出されていることがあるのです。


🔄 夢は「日中の感情」を再処理している

脳は、眠っている間にその日一日の出来事や感情を整理しています。
特にレム睡眠という浅い眠りの時間には、感情に関わる脳の部位(扁桃体や海馬など)が活発に動いて、日中の強い感情を再処理しようとします。

つまり、日中に感じた 不安・心配・怒り・焦りなどが夢に“形を変えて”現れることがあるのです。


😢 不安や緊張が続いていると、夢の中まで苦しくなる

不安な夢、怖い夢、うなされるような夢。

それは、「ちゃんと脳があなたを守ろうとしているサイン」だとも入れるようなんです。

進化の過程で人間の脳は、危険を予測して回避する力を育ててきました。
だからこそ、夢の中で「追われる」「怒られる」「失敗する」といったシーンをシミュレーションして、もしもの備えをしているとも言われています(脅威シミュレーション理論:Revonsuo, 2000)。

でも、これが毎晩続くようになると、心も体も休まりませんよね。


🌱 楽しい夢が少ないのは、あなたが悪いわけじゃない

人は、ネガティブな情報の方が強く記憶に残る「ネガティビティ・バイアス」を持っています。
だから、たとえ夢に楽しい場面が出ていても、不快な場面の方が印象に残ってしまいやすいのです。

さらに、日中に不安や緊張が慢性的になっていると、「安心した記憶」自体が少なくなることがあります。


💡 では、どうすれば「心がやすらぐ夢」が見られるのか?

そのカギは、日中の思考や感情の整理にあります。
日中の思考や感情の整理には次の二つが効果的です。

1)不安や思い込みに気づき、やさしく整えていくこと

「自分なんてどうせダメだ」
「失敗したら終わりだ」
「人から嫌われたらもう立ち直れない」

そんな“自動的な思考”に気づかずに、日々を過ごしている方は多くいます。
それが無意識の緊張やストレスを生み、夜の夢にまで影響を与えてしまいます。

2)認知行動療法(CBT)は、そんな思考のクセを整える方法

CBTでは、

  • ネガティブな自動思考に気づく
  • 別の見方(リフレーミング)を練習する
  • 感情や行動の変化を確認する

というステップで、心の緊張をほぐしていきます。

そして、日中の心の状態が整ってくると、夢の質も変わってくることが実感される方も多いのです。

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🌸「嬉しいことがない…」そんなあなたに

「寝る前に楽しかったことを思い出しましょう」なんて言われても、
うつ状態や慢性不安の方にとっては、とても難しいことですよね。

そんなときは、出来事に対する意味の付け替え(リフレーミング)を試してくださいね。

🔄 フレーミングの例:

今日の出来事見方の変え方
ご飯を作る気力がなかった今日は体をいたわれて良かった!
外に出られなかった外に出ない選択ができたのも、ひとつの力だね
何もできなかったそれでもちゃんと生きてるよ、えらいよ

たったこれだけでも、脳は少しずつ「安心」を学んでくれます。


☀️ 最後に:夢は、心からの“メッセージ”かもしれません

楽しい夢が少ないのは、あなたのせいではありません。
でも、もし夢の中でも苦しさを感じているなら、それは心が「助けて」と言っているサインかもしれません。

認知行動療法やカウンセリングを通じて、
日中の不安や思い込みを少しずつほぐしていくことで、
夢の世界も、あなた自身の毎日も、やさしく変わっていくはずです。

📝この記事のまとめ

ポイント内容
😢 楽しい夢が少ない理由脳が日中の不安や緊張を再処理しているため
🧠 不安な夢の背景扁桃体などが活性化し、脅威をシミュレートしている
💡 解決のヒント認知行動療法(CBT)による思考の整理と安心感の回復
🌙 心が変わると夢も変わる夜の夢は、日中の感情の余韻に影響される

🔗参考文献(一部省略形式)

  • 櫻井武(2021)『睡眠の科学[改訂版]』講談社ブルーバックス
  • Walker, M. (2017). Why We Sleep. Scribner.
  • Revonsuo, A. (2000). The reinterpretation of dreams: An evolutionary hypothesis.
  • Spoormaker et al. (2006). Nightmare frequency and distress.
  • Wamsley et al. (2010). Dreaming of a learning task and memory consolidation.

苦しい気持ちをありのまま受け止め、あなたの味方となり一緒に考えます。
お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

職場や生活で強い不安やストレスを抱えてお悩みのあなたを、企業経験30年(人事労務を担当した15年ではメンタル不調者への産業医と連携した対応経験が豊富)、メンタルクリニックでの患者さんへのカウンセリングによる支援、社外メンターとしての成長支援、SNS相談員として命と心、LGBTQなどの相談対応などの経験をベースにサポートいたします。

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