イラっとくる、この怒りの感情は自分の置かれた状況がネガティブな時に、危険を排除したり、社会的な立場を守り維持したり、といった目的があると言われます
この怒りとは、不安と緊張・・・危険を回避して生存確率を上げる無意識の仕組み「闘争逃走反応」を土台とした、個人の信念や価値観、そして社会的な影響を背景にした、より意識的に作り出される感情です
しかし、怒りは意識的にコントロール可能な感情ではあるものの、そのボルテージが上がると理性では制御不能になってしまいます
それは、生存確率を上げるための感情を作る扁桃体が、理性を司る前頭前野の前頭前皮質よりもその役割上、力関係が上であることに起因します
だから、生存を脅かされないレベルの怒りなら、前頭前皮質を上手く働かせて、怒りという感情を、社会的な自分の立場を悪くしたり、自己嫌悪を感じたりする前にコントロールしたいものですね!
逆に、怒りをうまくコントロールできれば、
自己防衛:不当な扱いや危険から自分を守るためのサインとなる
モチベーション:変化を促したり、問題解決に取り組む原動力となる
境界線の設定:自分の価値観や領域を明確にし、他人に伝える手段となる
などのメリットを享受できるので、人間関係や社会的立場を向上させるものになり得るのです
それでは、怒りをコントロールするために前頭前皮質を強化するにはどうすれば良いか・・・
それは、前頭前皮質を鍛えることで、怒りのコントロール能力を向上させることなのです
そのために、以下を実践することをお勧めします
1)瞑想とマインドフルネス
瞑想は前頭前皮質の活動を強化し、扁桃体の過剰な反応を抑制します。
マインドフルネスは感情を客観的に観察し、怒りの感情を和らげるのに役立ちます。
2)深呼吸とリラクゼーション
深呼吸は自律神経系を安定させ、前頭前皮質の働きを支えるとともに、怒りの感情を抑える効果があります。
3)問題解決スキルの向上
問題解決を意識的に練習することで、怒りに対処する理性的なスキルを強化できます。
4)健康的な生活習慣
睡眠不足や過度のストレスは前頭前皮質の機能を低下させます。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動が重要です。
怒りを抑えられずお困りの際には、お気軽にご相談くださいね😊
苦しい気持ちをありのまま受け止め、あなたの味方となり一緒に考えます。
お気軽にご相談ください。
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