不安は、生存確率を上げるために自己防衛本能が作り出す感情なので、この感情を体験したことが無いという人はいないはずです。
強弱はありますが、この不安に煽られ行動しているからこそ、これまで危険を回避してこられた訳ですね
しかし、この不安の感情が大きくなると、振り回されて苦労した経験もおありかと思います。
そんなコントロールが難しい不安という感情を克服する方法として、森田療法の「恐怖突入」をご紹介します。
森田正馬(もりた まさたけ、1874年1月18日 – 1938年4月12日)は、日本の医学者、精神科神経科医。(森田)神経質に対する精神療法である「森田療法」の創始者。(日本以外の国では結構有名な方です)
森田療法では、不安による恐怖はそこから逃れようとあせると、その恐怖心はますます増幅する。
だから、不安による恐怖が生じれば、逃げずに踏みとどまり、むしろ恐怖の中に突入していく事で不安による恐怖を克服できるとしています。
例えば赤面恐怖で電車に乗れない患者なら「電車に乗って他人の前で赤面をさらけだす」という行為を勇気を持って実行させるという方法です。
怖いと思っていた対象や行動、現象等は一旦、その中に飛び込んでしまえ(これを「恐怖突入」と言います)ば自然に消え、これまで容易にできなかった事が、出来た事に対して大きな喜びを感じ、次第に勇気を増すことにより恐怖を克服できるというものです。
言い換えれば、不安による恐怖は、その行動なり場面なりに飛び込むまでが実は怖いのであって、飛び込んでしまえばその対象は自然と消滅するということをですね
もし、不安による恐怖を感じたらお試しください
苦しい気持ちをありのまま受け止め、あなたの味方となり一緒に考えます。
お気軽にご相談ください。
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